屋根塗装は、見た目をきれいにするだけでなく、雨や紫外線から屋根を守るための重要なメンテナンスです。
しかし実は、屋根材の種類によって、正しい塗装方法は大きく異なります。
屋根材を理解せずに塗装してしまうと、数年で剥がれたり、
最悪の場合、雨漏りの原因になることもあります。
今回は、代表的な屋根材別に、正しい塗装方法と注意点を分かりやすく解説します。
◾️スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)
現在、日本の戸建て住宅で最も多い屋根材がスレート屋根です。
軽量でコストも抑えられますが、防水性能は塗膜に依存しています。
正しい塗装のポイント
- 高圧洗浄でコケ・汚れを除去
- 下塗り(シーラー・プライマー)を必ず施工
- 縁切り(タスペーサー)を行う
- 中塗り・上塗りの2回仕上げ
特に重要なのが縁切り作業です。
これを行わないと、雨水の逃げ場がなくなり、
内部に水が溜まって雨漏りを起こす危険があります。
注意点
スレートがひび割れていたり、反っている場合は、
塗装ではなく補修やカバー工法を検討する必要があります。
◾️金属屋根(トタン・ガルバリウム)
金属屋根は軽量で耐震性に優れていますが、
最大の弱点はサビです。
正しい塗装のポイント
- ケレン(サビ落とし)を丁寧に行う
- 防錆下塗りを必ず施工
- 遮熱・耐候性塗料で仕上げ
サビを落とさずに塗装すると、
内部で腐食が進み、数年で塗膜が浮いてきます。
注意点
すでに穴が空いている場合は、塗装では延命できません。
板金補修や張り替えが必要になるケースもあります。
◾️瓦屋根(和瓦・洋瓦)
瓦屋根は非常に耐久性が高く、基本的に塗装が不要な屋根材です。
塗装が必要になるのは
- セメント瓦
- モニエル瓦
これらは表面塗装によって防水しているため、
定期的な塗り替えが必要です。
注意点
釉薬瓦(陶器瓦・いぶし瓦)は塗装できません。
無理に塗装すると、逆に劣化を早めてしまいます。
◾️アスファルトシングル
近年増えている屋根材で、
柔らかくデザイン性に優れています。
正しい塗装の考え方
アスファルトシングルは、基本的に塗装向きではありません。
塗っても定着しづらく、メーカーも塗装を推奨していないケースが多いです。劣化が進んだ場合は、塗装ではなくカバー工法が現実的な選択になります。
まとめ|屋根材を知らずに塗るのは危険
屋根塗装は、「どんな塗料を使うか」よりも、「どんな屋根に、どんな施工をするか」が重要です。
屋根材によっては、
- 塗装しない方がいい屋根
- 塗装より別工法が適している屋根
も存在します。
私たちの屋根点検について
当社では、屋根の状態と屋根材を確認したうえで、
本当に塗装が必要かどうかから正直にご説明しています。
- 無理に塗装をすすめない
- 塗装で済むか、他工法が必要かを判断
- 状態を写真で分かりやすく報告
「屋根塗装で大丈夫なのか分からない」という段階でも、お気軽にご相談ください。
無料点検で、住まいの状態を正確に確認します。
